伝わる翻訳

「間違ってはいないけれど、直訳調で読みにくい翻訳」、「業界用語・社内事情を知らないために、的外れな翻訳」など、「使えない翻訳」を受け取り、困った経験があるというお話しを、クライアント様から伺うことがあります。

翻訳者の力不足もあるかも知れませんが、それ以外にも原因があると考えています。

まず、英語力が初中級レベルの第三者がチェックした場合でも、「訳が抜けてる」と指摘されないよう、誰が見ても、和文の単語と英文の単語が1対1で対応している訳文にしておいた方が安全だし、クライアント様もその方が安心する、というのが一つ。

また、社内用語については、色々な事情により、翻訳者がクライアント様に質問できない状況のこともあります。

「日本語版、英語版、それぞれ取り揃えています」という証拠としての翻訳であれば、一対一対応の翻訳がふさわしいと思います。公的書類の翻訳などが、それにあたります。

けれども現代のように、ビジネスや学問の場などで、外国とのやり取りが普通のこととなり、英語が多くの人の共通言語として使われるようになるにつれ、「証拠としての翻訳」ではなく、「意図がしっかり伝わる翻訳」の必要性が高まっていると感じます。

私は、専門の訓練を受けた通訳者として、また全米トップのジャーナリズム大学院で勉強した者として、「伝わる翻訳」を心がけています。

通訳現場では、自分が口から発した言葉が、商品です。「言ったつもり、伝えたつもり」でも、聞き手が理解できなければ、商品価値がありません。

しかも「聞いて理解する」のは、「読んで理解する」よりも、読み返すことができない分、難しいものです。そのような制約のなか、瞬時に話者が伝えたいメッセージを理解し、それを正確に口頭で再現する作業を、この20年ほど続けてきました。

翻訳も同様に、「書き手のメッセージを、読み手が(すんなりと)理解できる」ことを優先に、取り組んでいます。「証拠としての翻訳」ではなく、「伝わる翻訳」が必要な場面で、お役に立てれば幸いです。

翻訳形態

英日翻訳
表面的な1対1対応にとらわれた「直訳調」ではなく、日本語として自然で、すんなりと読める翻訳、書き手の意図がしっかり伝わる翻訳をお届けします。
日英翻訳
日本語と英語では、論理の組立が逆であることは、知られている通りです。クライアント様とご相談しつつ、英文として通じる翻訳をお届けします。
音声ファイル翻訳
通訳者としての強みを活かし、音声ファイルを書き起こし、さらに翻訳いたします。書き起こしが必要ない場合は、聴いた内容をそのまま和訳・英訳いたします。

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